アッバース一世

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】アッバース一世
【性別】男性
【身長・体重】162cm・75kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷D 魔力E 幸運C 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:E
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクEならば、マスターを失っても数時間は現界可能。

【固有スキル】
芸術審美:A
 芸術作品、美術品への理解度。
 芸能面における逸話を持つ宝具を目にした場合、高確率で真名を看破することができる。
 イラン芸術の黄金期を築き上げ、自らも建築に携わった王の心得。

逆境の星:A
 屈辱に吠る反逆精神。
 形勢不利な状況において自らの能力を向上させる。

カリスマ:B
 支配階級としての威圧を示す。
 戦場よりむしろ尋常の立場で相対した時のほうが恐ろしい威風を放つ専制者の貌。
 血に塗れて権力を得たものにありがちだが、
 自らの地位を危うくするものに極端な攻撃性をみせる。

【宝具】
『撃ち崩す傲岸の牙城(ペルシアンキャノン)』
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~40 最大捕捉:100人
 英式殲滅砲シャーリーブラザーズ。
 イランの大砲普及に助力したイギリスの騎士(香具師)、シャーリー兄弟の名を冠した大砲。
 兄弟にちなんだ"アンソニー"と"ロバート"の二門が存在する。
 本来は設置して用いるものだが、アーチャーは筋力と根性で携行運用している。
 実力で上回る相手にダメージが増加する格上殺し。

『半界王都(エスファハーン・ネスフェ・ジャハーン)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1
 "イスファハンは世界の半分"と呼び習わされたアッバース王の王都たる文化都市、
 その模型(ミニチュア)。
 精巧に作られた街の中からそこにあるものを取り出せる。
 彼の都市は西は英国から東は中国まで、当時のほとんどの文化因子が集められた混沌の地であり、
 16世紀以前の世界(アフロ・ユーラシア大陸)に存在した因子の約半数を収めているがために
 この王都は"世界の半分"と呼ばれるのである。
 近世以前の大抵の英雄に対する対抗手段を、そこから取り出すことができるだろう。
 なお、サイズについては模型街からとりだされた時点で実寸大に戻る。

【Weapon】
『アンソニー&ロバート』
 アーチャーが両脇に抱えて撃ちこんでくる英式殲滅砲。
 曰く「二丁大砲はロマン」らしい。

【解説】
 サファヴィー朝第五代王にして中興の祖、アッバース"大王"。
 父王の時代には母が実権を握っており、兄ハムザが母によって優遇されていた。が、
 次期王位に有望視され、反オスマン帝国運動で主導的だった兄が不可解な死を遂げたため、王位を継承。
 17歳で即位後は度重なる粛清によって支配を盤石なものとする。
 特権階級化していたキジルバシの勢力を削ぎ、大砲の導入に代表的な軍制度の改革を行うと
 自国を属国視していたオスマンに対して鬱憤を晴らすかのように戦端を開き、緒戦で快勝を上げた。
 軍事的才能以上にイギリスなど欧州との外交によって勝利を得た英雄。
 息子を粛清する猜疑心の一方、権力にかかわらない部分では好人物だった。1629年、58歳で死去。
 イラン最後の黄金時代を築いたことから今も人気が高い。

 両脇に大筒を抱えてにこやかにぶっぱなしてくる愉快で小さなおっさん。
 「もしわしの味方になれば世界の半分をやろう」とミニイスファハンを笑顔で差し出してくるが、
 "はい"を選ぶと強制バッドエンドになる。怖い。

  • 最終更新:2013-10-18 18:35:42

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