アイウェル・ロンガー

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【元ネタ】ディンカの神話
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】アイウェル・ロンガー
【性別】男性
【身長・体重】175cm・73kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。

【固有スキル】
神性:B
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 創造神ニアリクの長男であるとされる。

魔術:B
 特に呪殺に関する魔術を得意分野とする。

【宝具】
『漁統証明(ニアリク)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:5~50 最大捕捉:200人
 河の精霊がアイウェルの母に与えた漁槍。
 一本の河をそのまま槍の形に凝縮して制作された神槍。
 レンジ内に存在する河に干渉し、その流れを自在に操り、
 さらに、その河に住みつく生物達にさまざまな命令を下すことができる。
 真名を開放しながら投擲することによって、槍は本来の河としての形を取り戻し、
 激流となって、レンジ内一帯を飲み込む。

【解説】
アフリカ、ナイル川流域に住むディンカ族の部族英雄でありディンカの祭司の氏族《漁槍の首長》の祖。
ロンガーという多色の牡牛を飼っていたことからロンガーとも呼ばれる。
人間の母親と河の神霊との交わりによって身籠もった子で、神ニアリクの長男ともいわれる。
ライオンに夫を殺された女が、河の岸で自分に息子が無い事を嘆いていたところ河の精霊が姿を現し、裾をまくって河に入り、波をかき寄せて胎内にこれを入れるようにせよと告げた。
女がその通りにすると槍と食用の魚を与え、家に帰るように告げる。
女はまもなく身篭り、すでに歯が生え揃っているという霊力の徴証を持った男子を産む。
そのこはアイウェルと名付けられたその子は、生まれてすぐに自力でミルクを飲んだり、母親を呪い殺すなどの怪異を示して、家に居られなくなり父の河の精霊のもとで養育されて成人してから部族の元に戻った、その後も彼との約束を破った者は例外なく呪い殺された。
ある時、部族の土地が旱魃に見舞われたおりに繁栄を約束された土地に導くと申し出たが、拒絶されて腹を立てて一人移住する。
その後困った部族の者達は、彼に追従するが彼はある河の対岸に潜んで、部族の者が渡ってくると槍で突き殺して移住を妨害したが、アゴティーヤティックという男が、牛の大腿骨を人の頭に見せかけて囮として、彼がこれを突くために姿を現した折に後ろから組み伏せて格闘の末に捕らえた。
彼は降参して自分を打ち負かした男を祝福して自らの漁槍と槍、それと礼拝用の祭器や自分の牛を授け、いつか人々に解決できない難問が生じたときに現れると言い残し去った。
彼が祝福したアゴティーヤティックを始めとする者達はのちにディンカの祭祀者のクラン、《漁槍の首長》の始祖となった。


  • 最終更新:2011-04-28 09:06:01

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