張華
【元ネタ】中国・史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】張華
【性別】男
【身長・体重】cm・kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力B 幸運E 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:D
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み程度に乗りこなせる。
しかし、かつて龍の肉を食べたことがあり、龍種のみランクを超えて乗りこなせる。
【固有スキル】
蔵知の司書:B
多重人格による記憶の分散処理。 博覧強記で知られ、『博物志』を後世に遺した。
晋の官書はセイバーの蔵書を参考にしており、セイバー自身も記憶力に優れ、その場で図面を作成出来た。
人間観察:B
人々を観察し、理解する技術。亡国の出身者であっても優れた人材であれば推薦した。
西晋はもとより、東晋成立後の南北で活躍した人材も見出している。
占術:D
未来を予知する魔術体系。若年期からよく通じており、奇獣や天文の意味するところを判断していた。
同時代随一の専門家には及ばないが、現代の平均的魔術師よりははるかに優れている。
【宝具】
『干将(かんしょう)』
ランク:A 種別:対国宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1000人
かつて呉、セイバーの時代の説では楚の王の命で鋳造されたという名剣の片割れ。
セイバーが呉を滅ぼす前、斗・牛の二宿の間に紫気が生じ、呉の強大さを示すものと恐れられていた。
しかしセイバーは天文に通じており、彼以上に天文に通じていた雷煥と相談、干将・莫邪の名剣を掘り出させ
たが、セイバーに後難があることを悟っていた雷煥は干将しか送らず、セイバーも未来を悟り催促しなかった。
後に両剣は水中に没し、数丈の長さの龍となってから消えたという。
龍に変じた剣に触れた「国以下の存在(国自体や国に拠って立っていた軍や個人)」を消滅させる。
【Weapon】
『剣・干将』
莫邪と共にセイバーが発掘させた、雌雄一対の名剣。一方に「龍泉」、もう一方に「太阿」と銘が刻まれていた。
それぞれ異なる紋様があり、セイバーもそれを見ていずれかを判断している。
【解説】
魏・晋に仕えた文人(232~300)。字は茂先。幼時に郡守であった父が死んで母と残され、羊を飼って生活して
いたが、優れた才能を持ち、学識は豊かで、義侠心に富み、見識があった。
作成した文を見た阮籍(竹林の七賢の一人で、「白眼視」の故事で著名)が「王佐の才」を持つと激賞したこと
で天下に名を知られるようになり、晋の武帝(司馬炎)に重用される。
武帝が呉を討とうとした際には多くの臣が反対したがセイバーは賛成し、兵站の計算や作戦の立案を行って成功
に導いたが、一方で蜀の陳寿や呉の陸機・陸雲兄弟(祖父は陸遜)を厚遇、洒落者であったセイバーが鬚を絹紐
でくくっているのを見た笑い癖持ちの陸雲は初対面で噴出すという失礼な真似をしたが、セイバーは「呉を平ら
げた甲斐はこの兄弟を得たことにある」と気に入り、二人も師の如くセイバーを慕っていたという。
誠意を以て仕え、権勢を振るっていた恵帝の賈皇后にも一目置かれていたが、最後は八王の乱の中で越王に三族
を皆殺しにされ(息子に生き延びた者がいたという)、同情を集めた。死後、名誉が回復されている。
- 最終更新:2017-03-11 03:10:16