モルヴラン
【元ネタ】ウェールズ伝承、アーサー王伝説
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】モルヴラン
【性別】男性
【身長・体重】175cm・81kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷D 魔力C 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
暗殺者ではないが、外見に驚かれるのが嫌なので隠れて動く事に長けてしまった。
【固有スキル】
神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
ケリドウェン女神の子である。
愚者の見識:B
相手の性格・属性を見抜く眼力。
外見の印象、言葉による弁明、欺瞞は彼を惑わす事無く素通りする。
余りに醜悪な容貌により受けた周囲からの扱いと、
母の霊薬を得られなかった事で逆に磨かれた独特の感性を表す。
異形:D
人間である事を説明する必要があるほどの醜悪さ。
友好的な反応は得難いが、敵意よりは寧ろ忌避を招く。
【宝具】
『無智の大毒(モル・ニイヴ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:7人
ケリドウェンの霊薬が失われた後に残り
霊感と叡智の大釜を破壊した液体、グウィドノの馬の毒。
“過去を識らず、現在を感じず、未来を悟らない”状態へと追い遣る毒液は
臭いだけでも知識や天性の感覚、予知に類するスキルを停止させ、
直接の摂取・接触に至った者には人格自体までも喪失させる。
抵抗するには、肉体のみならず精神の頑健さが重要となる。
【Weapon】
『無銘・片手剣』
【解説】
テギド・ヴォエルとケリドウェンの息子モルヴラン。
名は『大烏』『海の烏』を意味し、顔には牡鹿のような毛が生えていたという。
余りにも醜く、悪魔に助けられている、悪鬼の眷属であると皆が考えていた。
カムランではそんな彼と誰一人戦いを交えようとせず、
そのためモルヴランはこの最後の戦いを生き延びたとされる。
妹にこの世で最も美しい乙女クレアウィがいた。
弟にこの世で最も醜いアヴァッズがいたとされる事もあり、
この場合モルヴランは醜い男性とは書かれていないのだが、
いずれにせよ(モルヴランであれアヴァッズであれ)醜い息子に万能の知識を与えようと
母ケリドウェンは霊感と叡智の大釜で霊薬を作り始めた。
ところが、釜の中身をかき混ぜる役を務めていたグウィオン・バーハがこれを得てしまう。
この男はケリドウェンから生まれ直し、知識と霊感を以て大詩人タリエシンとなるのである。
『エレックとエニード』にて円卓の騎士第六位に挙げられる
レ・アルディ(勇敢醜男)と同一人物ないしその原型かも知れない。
- 最終更新:2016-07-17 22:59:55