シラノ・ド・ベルジュラック

【元ネタ】史実、戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】シラノ・ド・ベルジュラック
【性別】男
【身長・体重】179cm・70kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
対魔力:D
 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
反骨の相:B 
 権威や損得勘定につばを吐き、己の信念のままに行動する性分。
 同ランクの「カリスマ」を無効化する。

専科百般:C+
 多方面に発揮される天性の才能。
 哲学、科学、音楽、文筆などの専業スキルについて、Dランク以上の習熟度を発揮できる。
 文章に関するスキルについては特に優れ、Bランク以上の習熟度を発揮する。

醜き大鼻:B
 異様に大きな鼻による外見の醜さ、それに起因するコンプレックス。
 馬鹿にされれば激昂し、女性に相対すれば気後れの原因となる。
 自身の外見が関わる場面において、あらゆるST判定で成功率にマイナス補正がかかる。

乱戦:B
 多勢を相手にしても十全に立ち回ることができる技量。
 数的不利によるマイナス効果を受けず、また相手の軍略スキルを無効化する。
 
【宝具】
『果合の武勇詩(テアートル・デ・ベルジュラック)』
ランク:C 種別:対人(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
セイバーが戦いながら紡ぐ詩。
自身を讃え相手を虚仮にする詩を詠みながら戦うことで
詩が続く間、幸運と魔力以外の自身のステータスが1ランクアップし、全てのST判定で成功率が2倍になる。
詩は必ずその場に即した即興で、三つの八行詩と一つの四行詩からなるバラッドの形でなければならないため、
詩を詠み終わるまでに相手を倒せないと、補正が切れて一転してピンチに陥る。

『血痕と落涙の恋文(モナムール・ロクサアヌ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
『果合の武勇詩』の詩の力を文にしたためて手紙に封じ込めたもの。
手紙を開封するとそこからセイバーの詩を詠む声が響きわたり、
手紙を持っている者に『果合の武勇詩』と同様の効果を与える。
効果を発揮しても、セイバーの助力が介在していることを第三者は察知できない。
他人に対してしか使えず、また手紙を他人に持たせている間セイバーは『果合の武勇詩』を使えない。

【Weapon】
『無銘・剣』

【解説】
17世紀のフランスに実在した剣豪、
およびその人物をモデルにしたエドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』の主人公。

軍人であり、同時に科学者であり、哲学者であり、音楽家であり、作家であり、そして無双の剣客でもあった。
その多才に正義感と騎士道精神を併せ持ち、自分の信念を曲げない性格の豪快な人物だったが、
同時に自分の醜い鼻に悩み、恋していた従妹のロクサアヌに思いを打ち明けられないでいた。

ある日、ロクサアヌと惹かれあう関係にあったクリスチャン・ド・ヌーヴィレットという美男の同僚に
ロクサアヌとの仲を取り持ってほしいと頼まれ、シラノは恋文の代筆を引き受ける。
彼はクリスチャンのためにロクサアヌへの恋文を書きながら、自身の思いをそこに重ねていた。

シラノの助けで接近していくクリスチャンとロクサアヌだったが、
ロクサアヌに横恋慕するド・ギッシュ伯爵の陰謀で、シラノはクリスチャンとともに
三十年戦争のアラス包囲戦の前線に送られてしまう。
戦場でもシラノは当のクリスチャンにも黙って恋文を代筆し続けていた。
しかし、やがてクリスチャンはロクサアヌが自分ではなく
その後ろのシラノの言葉に惚れていると悟り、シラノに真実を打ち明けろと言い残して戦死してしまう。

生還した後も、シラノは真実を隠したまま、みずぼらしくやつれていく日々を送っていたが、
敵の多かった彼は闇討ちにあい、瀕死の重傷を負う。
その最後の一時、ふとした切欠からロクサアヌに真実が知られ、ロクサアヌから愛を告げられるが、
シラノは彼女に見守られながらそのまま息を引き取った。

  • 最終更新:2016-01-25 09:12:57

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