コス・アプ・コスヴレウィ

【元ネタ】ウェールズ伝承
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】コス・アプ・コスヴレウィ
【性別】男性
【身長・体重】159cm・55kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷B 魔力A 幸運C 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”の形成が可能。

道具作成:A
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 ある雌豚の助力があれば、豊穣系の宝具さえ作り上げ得る。

【固有スキル】
高速神言:A
 呪文・魔術回路との接続をせずとも魔術を発動させられる。
 大魔術であろうとも一工程(シングルアクション)で起動させられる。
 小人に伝授された“ブリテン島の三つの偉大な魔術”の一つ。

予知:E-
 魔術系統の一種。
 極めて重大な危機を直前になって察知する事ができる。
 往々にして手遅れである。

【宝具】
『豊潤なる災禍(ヘンウェン・ディヴルッフ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1つ
 ブリテン島13の宝の一つ、
 食卓の24人に十分な肉を供する事ができたというスァウヴロデドのナイフ。
 このナイフで切断した断片は、それぞれが失った部分を再生する。つまり、増える。
 人格を持ったものを切断した場合、再生した“二人”は互いに強烈な嫌悪感を抱き、
 両者ともが意思STに成功しない限りはどちらかが死ぬまで争いあう事となる。

【解説】
 ウェールズの伝説に登場する魔術師、コスヴレウィの息子コス。
 叔父である小人のグウィドルウィンから『三つの偉大な魔術』の一つを学び、
 キブダルの息子ドリッフとタイルグワエドの息子メヌウと並ぶ『三人の魔術師』の一人となり、
 ブリテン島に小麦と大麦を初めてもたらした事で『三人の恩人』の一人に数えられ、
 そして異界アンヌヴン発祥の動物とされる豚を世話する『三人の偉大な豚番』の一人であった。

 彼が世話を任されていたうちの一頭、雌豚ヘンウェンは、豚を象徴の一つとする
 ケリドウェン女神の影とされる。ヘンウェンの孕んだ子がブリテン島に災厄をもたらす、
 との予言があってアルスルがこの豚を滅ぼそうとした時、豚は逃げてコーンウォールから
 ウェールズへと海を渡ったが、コスは海でも陸でも変わらず彼女を完璧に世話したという。
 ヘンウェンは各地で様々な“仔”を産み、そのうち麦や蜜蜂、子豚は土地に豊饒をもたらしたが、
 コスが人に贈った子狼と雛鷲は物語に謳われる“メルグアエドの鷲”“ブリナッハの狼”として
 「贈られない方が良かった」災厄になったとされる。そして最後に、雌豚は一匹の子猫を産む。
 既に二つの災厄を殺さず人に贈っていたコスであったが、この子猫には余程のものを感じたか、
 取り上げると目の前のメナイ海峡へと放り投げた。しかし対岸モン島に住む者がこれを拾い、
 育て上げてしまった。この猫はブリテン島の大いなる災厄、キャス・パリーグとなる。


 スァウヴロデドはアルスルに仕える戦士の一人で『三頭の著名な牛』の一頭の飼い主だが、
 本来コスとは関わり無い人物。ナイフの由来を捏造して宝具持たせているだけである。

  • 最終更新:2017-03-17 23:15:57

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