アレクサンドル・ネフスキー

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アレクサンドル・ネフスキー
【性別】男性
【身長・体重】174cm・70kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷C 魔力D 幸運B 宝具E
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
 
騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
聖人:D+
 聖人として認定された者であることを表す。
 HPの自動回復能力を得ている。
 正教会が認定しない聖人との対戦時、Bランク以下の聖人スキルを停止させられる。

地形適応:C
 特殊な地形に対する適応力。
 氷雪上や水際での活動において不利な影響を受けない。

軍略:D
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。

【宝具】
『教派分かつ湖川(フラーブルィイ・リオート)』
ランク:E 種別:対軍宝具 レンジ:5~50 最大捕捉:400人
 剣を突き立てた地点の周辺一帯、
 ないし刃が刻む境界の向こう側を、氷で覆い尽くす。
 氷上への完全適応か空中行動の能力を持たぬ者に対して
 行動毎の転倒判定、接地面凍結による敏捷力低下、
 鋭利な逆さ氷柱によるダメージのいずれかを課せられる。

【Weapon】
『無銘・両手剣』

【解説】
 十三世紀前半に活躍したノヴゴロド公国の公、後にウラジーミルの大公。
 十字軍の侵略を二度に渡り撃退してロシアのカトリック化の試みを挫折させ、
 これによりカトリック世界とギリシア正教会世界との境界線がほぼ確定した。

 1240年に十字軍としてノヴゴロドを襲撃して来たスウェーデン軍をネヴァ川河畔で撃退。
 この功績から、後に「ネヴァ川のアレクサンドル(アレクサンドル・ネフスキー)」と呼ばれた。
 自立した都市として威勢を誇っていたノヴゴロドと、公の実権を握ろうとした彼が対立した為か、
 或いはドイツ等カトリック勢力との協調を望む人々と敵対してか、一時は市から追放されていた。
 しかしドイツ騎士修道会の来襲を機に呼び戻され、再びノヴゴロド公として指揮をとる。
 1242年のチュード湖(ペイプシィ湖)「氷上の戦い」にて鮮やかかつ決定的な勝利をおさめ、
 ロシアの偉大な英雄となった彼はその死後、十六世紀にギリシア正教会により聖者に列せられた。

 カトリック側の記録ではさして大きな被害が出ていた訳ではなく過大評価である、
 キプチャク・ハン国には恭順姿勢を取り続け「タタールの軛」の始まりとなった、ともされるが
 彼の信奉者であったピョートル大帝はネヴァ川河口に建設中だったサンクト・ペテルブルクに
 アレクサンドル・ネフスキー修道院を開設し、またアレクサンドル・ネフスキー勲章を設けた。
 第二次大戦期には彼を主役としてロシア人民の意気高揚を意図した映画も作成されている。



【元ネタ】ロシア史
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アレクサンドル・ネフスキー
【性別】男性
【身長・体重】178cm・70kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
 A以下の魔術は全てキャンセル。
 事実上、現代の魔術師ではセイバーに傷をつけられない。

騎乗:B
 騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

【固有スキル】
カリスマ:B
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一国の指導者としてはBランクで十分と言える。

軍略:B
 一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
 自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
 ネヴァ河の戦いでは僅かな兵力でスウェーデン軍を打ち破ったとされる。

聖人:C
 聖人として認定された者であることを表す。
 聖人の能力はサーヴァントとして召喚された時に
 "秘蹟の効果上昇"、"HP自動回復"、"カリスマを1ランクアップ"、"聖骸布の作成が可能"から、ひとつ選択される。

仕切り直し:C
 戦闘から離脱する能力。
 また、不利になった戦闘を戦闘開始ターン(1ターン目)に戻し、技の条件を初期値に戻す。

【宝具】
『氷上舞う神の軍勢(バトル・オブ・ザ・アイス)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~60 最大捕捉:600人
 天界の軍勢を呼び出す召喚陣。
 剣を通して地に埋め込まれた召喚陣の基点は、冷気により周囲を凍てつかせながら霊脈を掌握し効果範囲を拡大する。
 この効果範囲に敵が侵入した瞬間、召喚陣を上空へと転写し、空中から天界の軍勢を召喚する。
 軍勢の数は、転写される際の召喚陣の規模によって上下する。

 敵の誘引以外では発動はほぼ不可能だが、
 霊脈から魔力を調達するため、召喚の規模に比して負担が少ないというメリットもある。
 偽装撤退からの逆撃を得意とした逸話と、チュード湖の戦いで神の軍勢が現れ味方したという逸話のミックス宝具。

【Weapon】
『メーチ』
 ロシア語で剣の意。西洋圏におけるロングソードと同一。
 セイバーは、ネヴァ河畔の戦いで敵将ビルゲルを自ら剣で討ち取ったという。

【解説】
 ウラジミール大公国の大公。ネフスキーは『ネヴァ河の勝利者』の意。
 カトリック圏の侵攻を阻んだ名将であり、正教会では列聖され、映画化もされるほどの大英雄。

 父であるウラジーミル大公ヤロスラフ2世にその才略を評価され、ノヴゴロド公国を引き継いだ。
 ビルゲル率いるスウェーデン軍がノヴゴロドに侵攻してくると、アレクサンドルは兵を率いてネヴァ河畔で相対。
 彼我の兵力差は圧倒的なものだったが、アレクサンドルは大勝し、救国の英雄として武名を轟かせた。
 しかし、ドイツ騎士団に対して強硬な姿勢を見せたため、ノヴゴロド公国内の親ドイツ派の画策で失脚・追放の憂き目に会う。
 しかし、アレクサンドルがいなくなるとドイツはノヴゴロドへの侵攻を開始し、親ドイツ派は軒並み失脚した。
 再びノヴゴロドに舞い戻ったアレクサンドルはドイツと結託した裏切り者を粛清し、
 侵略するドイツ騎士団をチュード湖で迎え撃った。
 このチュード湖上の戦い――俗に言う氷上の決戦(Battle of the Ice)では天界の軍勢がアレクサンドルに味方したという。
 本当に天界の助けがあったわけではなかろうが、アレクサンドルはこの戦いにも勝利した。
 一方、当時世界に覇権を広げつつあったモンゴル帝国に対しては臣従を選択。
 モンゴルに反抗的で、ウラジーミル大公位を争う政敵でもあった弟アンドレイ2世を、モンゴルの力を利用して追放した。
 ウラジーミル大公位を引き継いだ後は国内の反モンゴル運動を弾圧しつつも、
 外交・内政両面で辣腕を振るい、ウラジーミル大公国の威勢を確かなものとした。

 将としては敵を誘引して伏兵で叩く、という戦術を得意としたという。(これは臣従したモンゴルの兵法に類似する)
 また、スウェーデンやドイツ騎士団との戦いの記録は西欧カトリックに残されておらず、その功績を疑問視する声もある。

【コメント】
 ロシア国民的には大英雄なのでパラメータは高めに設定。
 ロシアで召喚された場合はAABBAぐらいになっていると思われる。

  • 最終更新:2022-03-23 20:14:59

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